動画編集スクールの費用と期間を比べる
動画編集の講座は、10万円のものと30万円のものが同じ検索結果に並びます。金額だけを見ても、何が違って差が出ているのかが分かりません。
この記事では、3つの講座の公式ページを2026年8月21日に読み、書かれている内容だけを突き合わせました。受講した経験はないため、教え方の善し悪しは扱いません。比べるのは、申し込む前に確認できる条件だけです。
結論:金額差は「期間の区切り方」と「範囲」から出ている
3つを並べると、金額の差は講座の質ではなく、期間の考え方と、扱う範囲の広さの違いとして読めます。
- 期間を区切るか、無制限か。区切る講座は集中を求め、無制限の講座は自分でペースを作る必要があります
- ソフトまで面倒を見るか。Adobe製品を使う講座では、受講料と別に年6万円台の費用が生じることがあります
- 用途を絞るか、広く扱うか。YouTube向けの編集と、教材や講座の動画では、必要になる技術が重なりつつもずれます
比較一覧
| 朱雀スタジオ 動画教材エディター養成コース | STUDIO US 動画編集コース/総合コース | デジハリ・オンライン 動画クリエイター講座 | |
|---|---|---|---|
| 受講料(税込) | 99,800円(OJTなし)/109,800円(OJTあり+資格認定) | 110,000円/220,000円 | 295,680円 |
| 分割 | 3回払い(月39,900円/月46,500円) | 月3,800円〜/月7,700円〜 | 記載あり(申込ページへ誘導) |
| 期間 | 最大2ヶ月(延長制度あり) | 期間無制限 | 約6ヶ月(26週間) |
| 形式 | 記載なし | オンライン。動画教材+マンツーマン、ライブレッスン、個別Zoom相談 | 動画オンデマンド配信(約53時間) |
| 学ぶソフト | 記載なし | Premiere Pro(総合はAfter Effects、Illustrator、Photoshopも) | Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolve(無償版) |
| ソフト代 | 記載なし | 記載なし | Adobe CC(12か月版)+68,800円の選択肢を明記 |
| カリキュラムの掲載 | 記載なし | コースごとに学ぶ範囲を記載 | 学習内容と時間を記載 |
| 添削・サポート | ダイレクトメッセージでの質問 | 質問無制限と記載 | 課題添削、質問対応、キャリアセンターの就転職サポート |
| 解約・返金規定の置き場所 | 利用規約ページ(HTML) | 特定商取引法に基づく表示(PDF) | 約款(PDF) |
| 補助金 | 記載なし | 総合コースは経済産業省のリスキリング支援事業の対象講座と記載 | 記載なし |
出典(すべて2026年8月21日確認): 動画教材エディター養成コース / STUDIO US / デジハリ・オンライン 動画クリエイター講座
期間の区切り方で、向く人が変わる
期間無制限は、条件が良いとは限りません。締切がないぶん、自分で進度を決められる人には合いますが、締切がないと止まる人には合いません。STUDIO USは期間無制限を掲げています。
逆に朱雀スタジオの養成コースは最大2ヶ月で、短い部類です。「やむを得ない場合の延長制度あり」と書かれていますが、条件は書かれていません。2ヶ月で終える前提の時間を確保できるかを、申し込む前に見積もる必要があります。
デジハリ・オンラインの約6ヶ月(26週間)は、動画オンデマンド約53時間を消化しつつ課題を出す想定です。週あたり2時間強の視聴に、課題の制作時間が乗ります。
受講料以外にかかるもの
見落としやすいのがソフト代です。デジハリ・オンラインは公式ページに「Adobe CC(12か月版)を購入する +68,800円(税込)」と明記しています。受講料に含まれるのではなく、選べる追加費用として書かれています。
他の2つは、必要なソフトと費用の負担について記載が見当たりませんでした。Premiere ProやAfter Effectsを使うなら、Adobeの利用料は誰かが払うことになります。記載がない場合は、自己負担かどうかを事前に確認してください。
解約規定は、置き場所が講座ごとに違う
3つとも、解約や返金の定めは公開されています。ただし置き場所が違います。
- 朱雀スタジオ:利用規約のページに、講座タイプ別のキャンセルポリシーがHTMLで載っています。収録型は受講開始前なら契約締結日を含め8日間は全額返還、予約受付型は開講3日前まで無料、といった内容です
- STUDIO US:特定商取引法に基づく表示をPDFで公開しています
- デジハリ・オンライン:約款をPDFで公開しています
本記事ではPDF2本の原文を確認できていないため、内容は引用しません。申し込む前に、自分でその1本を開いて読んでください。数十万円の契約で、途中でやめる可能性がある以上、最初に読むべき文書です。
どれを選ぶかの分かれ目
就職・転職まで見ているなら、サポートの範囲が広い講座が向きます。デジハリ・オンラインはキャリアセンターの就転職サポートと求人サイトの利用を公式ページに書いています。金額はいちばん高くなります。
費用を抑えて手を動かす量を増やしたいなら、期間無制限で質問無制限をうたう形が合います。ただし進度の管理は自分の仕事になります。
用途がすでに決まっているなら、範囲を絞った講座のほうが短く済みます。教材や講座の動画を作りたい場合は、汎用の編集講座に含まれない部分(構成の作り方、話し言葉の原稿、音声の整え方)が要ります。朱雀スタジオの養成コースはこの方向ですが、カリキュラムがページに書かれていないため、中身は問い合わせて確認する形になります。
まとめ
- 3つの受講料は99,800円から295,680円(税込)。差は期間の区切り方と扱う範囲から出ている
- 受講料以外ではソフト代が効く。デジハリ・オンラインはAdobe CCを+68,800円と明記、他2つは記載なし
- 解約規定は3つとも公開されているが、置き場所が違う。申し込む前に必ず開いて読む
個別の条件は動画教材エディター養成コースの料金と条件に、独学との比較は動画編集は独学かスクールかにまとめています。
よくある質問
動画編集スクールの相場はいくらですか。
今回読んだ3つでは、10万円前後から30万円弱まで開きがありました。STUDIO USの動画編集コースが110,000円(税込)、動画クリエイター総合コースが220,000円(税込)、デジハリ・オンラインの動画クリエイター講座が295,680円(税込)、朱雀スタジオの動画教材エディター養成コースが99,800円または109,800円(税込)です(2026年8月21日確認)。相場という一つの数字はなく、期間と範囲の違いが金額差になっています。
受講料のほかにお金はかかりますか。
ソフトの費用がかかることがあります。デジハリ・オンラインは受講料と別に「Adobe CC(12か月版)を購入する +68,800円(税込)」の選択肢を公式ページに明記しています。他の2つは必要ソフトと費用負担の記載が見当たりませんでした(2026年8月21日確認)。
受講期間はどれくらい見ておけばよいですか。
講座によって考え方が違います。デジハリ・オンラインは約6ヶ月(26週間)と期間を区切り、STUDIO USは期間無制限と記載しています。朱雀スタジオの養成コースは最大2ヶ月で、やむを得ない場合の延長制度があると書かれています(2026年8月21日確認)。
途中でやめたときの返金規定はどこで読めますか。
置き場所が講座ごとに違います。朱雀スタジオは利用規約のページにキャンセルポリシーを掲載しています。STUDIO USは特定商取引法に基づく表示をPDFで、デジハリ・オンラインは約款をPDFで公開しています。申し込む前に、その1本を開いて読んでおくことをすすめます(2026年8月21日確認)。